2025年4月、ChatGPTは世界の主要ウェブサイト10選の中で唯一、前月比でアクセス数を伸ばしたサイトとなった。他の大手プラットフォーム――Google、YouTube、Instagram、X(旧Twitter)などはすべてアクセス数が減少する中、ChatGPT.comは13.04%の増加を記録した。
同月の総訪問数は約47.86億回に達し、Xの40.28億回を大きく上回った。年初時点ではXに及ばなかったが、2月から差を縮め始め、4月には週末を除けばほぼ並ぶ水準となった。Instagramとは依然わずかな差があるものの、モバイルからのアクセスが多いInstagramに対し、ChatGPTは主にPCから利用されていると考えられる。
利用傾向を見ると、ChatGPTの使用は平日に集中しており、週末は平日より50%近く少ない。これは、同サービスが仕事や学習、リサーチ、執筆といった生産的な用途で活用されている証左である。OpenAIのAPIも週末には高速化しており、利用者の減少と対応時間の短縮が確認されている。
また、ChatGPTのユーザーは他の生成AIツールをあまり利用せず、忠誠度が高い傾向がある。例えばClaudeの利用者の86%がChatGPTも使用しているのに対し、ChatGPT利用者のうちClaudeを使うのはごく一部にとどまる。GoogleのGeminiやXのGrokはモバイル市場で追随しているが、総合的な利用数やユーザー定着率ではChatGPTが依然として優位に立っている。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
THE DECODER「ChatGPT’s user base expands while established web giants lose ground」
コメント
ChatGPTは、今や世界のトップウェブサイトの一角を占めるほどに成長しています。特に平日に利用が集中している点は、業務や学習におけるAIの存在感が高まっていることを示していますね。ほかのAIツールと比べて利用者の「定着率」が高いというのも興味深い特徴です。もしまだ使ったことがない方がいれば、ぜひ一度触れてみてください。きっと日々の業務や情報収集が一段と効率的になりますよ。今後もChatGPTがどのように発展していくのか注目です。